クラシックの世界は今、こんなことになってるんですね…^^; [ふつうにっき]

最近どうも、コンスタントに記事を書くことができないなぁ…
というわけで、お久しぶりです。
この一週間何をしていたかというと、自分が通っている大学で最もきついといわれるテストを控え、''フューネラルドゥーム''とか''スーサイダルブラック''等と言った、圧倒的に不吉なジャンルの音楽を頭の中で流しておりましたOTL Youtubeでしか聴いたことないのに、なんで頭の中に流れてくるんだろうねOTL

大多数の人には伝わらない例えはともかく、テストが終わった後は、例によって例のごとく、むしゃくしゃして散財してきたのですが、そこで手に入れてきたとある作品をご紹介。もちろんフューネラルドゥームとかスーサイダルブラックとかじゃないのでご安心を^^;実はずっと前のこの記事を書いたときから「現代音楽」なるジャンルに興味を持ってました。まぁ端的にいえば「クラシックをもっと進化させて前衛精神を大量に盛り込んでみたらこうなりましたw」的なジャンルです。個人的に''わけがわからないジャンル三大巨頭''のひとつです^^;(ちなみにもう二つは「ゴアグラインド」と「ノイズ・ドローン」)
そんなわけで水面下でいろいろ調べたりしていたのですが、今回意を決して購入。

買ったのはこちら

Igor Stravinskyの「The Rite Of Spring(邦題:春の祭典)」と、Alexander Scriabinの「The Poem Of Ecstasy(邦題:法悦の詩)」の二作品収録。
演奏:Kirov Orchestra
指揮:Valery Gergiev
「春の祭典」の方を目的に買いました。20世紀音楽の代表であり前衛音楽の始まりだそうです。

で、中身なのですが…とりあえず聴いてみて下さいとしか言えません^^;
長い曲なので四つに分かれてます。
Igor Stravinsky「The Rite Of Spring」(演奏:NHK交響楽団)
第1部:大地礼賛




第2部:いけにえ



「のりしろ」部分があるため聴きづらいですがこらえてください。

別に前衛だからどうということはなく、案外普通に聴けます。ですが、クラシックでは絶対にあり得ないような不協和音の連続で、全編通して恐ろしいほどの緊張感です。リズムもとんでもなく複雑。
クラシックはこれまでも時々聴いていたのですが、聴いてて汗をかいてしまうのは初めてです(睡眠のために使ってたくらい)。暑いわけではないのに。
「クラシックはたるい」と思っている方にこそ聴いてほしいです。今後はこの界隈もチェックしていかなくてはと思わされました^^…ああ、これはまたCD屋に入り浸る時間が延びるな…。今までクラシックコーナーはノーチェックだったからな…^^;


おまけ
現代音楽のネタを出したからには、忘れてはいけないこちらの作品。今回はニコニコ動画で、楽譜付きでどうぞ。
John Cage「4分33秒」
さあ、皆さんも演奏してみましょうw(待て
…John Cageもぜひチェックしたいですねぇ…^^;
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Contrex

「春の祭典」
昔CD持っていたのですが、何かのはずみに売り払ってしまったのかもしれません。
ディズニーの「ファンタジア」にも収録されていて、誕生時の地球の映像を合わせていたと記憶しています。
アクセントの位置を数学的に決めて、それをまた数学的にばらして配置し直して・・・みたいなことが解説にありましたが、私の中では「変拍子は普通」なので、これも「普通にクラシック」です。

「4分33秒」
山下洋輔氏がエッセイの中で、この曲を“演奏”したときの様子を書いていました。
ライヴで、曲紹介をせずに、いきなりこの曲を“演奏”し始めたために、お客がざわついて焦ってしまい、汗びっしょりになりながら、耐え切れずに、ついつい走った演奏をしてしまった、とありました。(笑)

動画もCDも含めて、初めて聴きました。
貴重な機会を与えていただいたこと、感謝いたします。
ライヴヴァージョンで聞いてみたい曲ですね。

ちなみに「4分33秒」は273秒。
氷点下273℃は「絶対零度」であることから、このタイトルと演奏時間にしたのだとか。
絶対零度の世界では、分子も原子も運動を停止する=静寂 という意味なんだそうです。
以上、昔読んだ音楽の本に書いてありました。
おかげで、「絶対零度の温度」と「不可解な曲のタイトル」を同時に覚えることができました。
by Contrex (2010-02-28 15:45) 

snowman

>Contrex様
わずかながらこういうのを期待していただけに、その観点では物足りないかも^^;
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3215981[あなたの知らない楽譜の世界(ニコニコ動画)]
BGMも楽譜も、全てがカオスな世界^^;

まぁ普通にいい曲だったのでよかったです^^はまりそうですね^^


4分33秒にそんな意味合いがあったとは…深いぞJohn Cage
by snowman (2010-02-28 16:09) 

Contrex

シーケンスソフトを使えば、どんな楽曲でも演奏は可能なわけでして、そういう意味では「(人間の手で)やれるもんならやってみな」的な楽曲は意味をなさなくなってしまいますね。

動画の楽譜は正にアート。
美しい音楽は楽譜にしても美しい、という話を聞いたことがあります。
E.V.ヘイレンのギターソロの楽譜を初めて見た時、興奮して昇天しちゃいました。
by Contrex (2010-02-28 19:41) 

snowman

>Contrex様
ちなみに動画で流れているBGMは「サーカスギャロップ」といって、自動演奏ピアノ二台で演奏されてます。本人演奏(自動演奏ピアノ使用)の動画もありますよ^^;
人間の手による超絶技巧を聴くのは、例えればフィギュアスケートの技を見ている感覚に近いですね。決しておろそかにしてはいけないものである反面、非常に偏った見方なのかも。人間による美しさを認めるならば機械による美しさも同等に認める必要があるのかもしれません。

動画の楽譜は、楽譜というよりポスターみたいです^^;最後の「なべあつおじさん」とか^^;
動画はどう弾けばいいのか分からないものばかりですが、確かに美しいフレーズは譜面も整っている印象ですね。というよりある意味では単純なのが多い気がします。
by snowman (2010-02-28 21:14) 

Contrex

人間による美しさと機械による美しさを同等に・・・なるほど、面白い視点です。
同質ではありませんが、同等にその価値を認めることは大切かと思いました。
機械も人間によって作られ、操作されているものですからね。

動画の楽譜、確かにヴィジュアルデザインとしてTシャツにしてしまいたいものばかりですね。
ただ、最後の「なべあつおじさん」は、あれ演奏したら音楽として成立しているんでしょうか?と、そっちが気になっています。
by Contrex (2010-02-28 21:36) 

snowman

>Contrex様
こちらのサイトで動画後半の楽譜について若干詳しく書いてありますw 楽譜が拡大できますので是非ご研究くださいww
http://news.livedoor.com/article/detail/3526638/
ウィキペディアにも
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%AB%E3%83%84

そして動画も発見。おそらくミディシーケンサーへの打ち込みだと思われますがどうぞ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm373410[妖精のエアと死のワルツ]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1057261[あつしおじさまと異次元のワルツ]

もともとパロディーとして作られた曲(というより楽譜)のようですね。音楽として成立は…まぁしてるんじゃないでしょうか^^;

ちなみに個人のブログになりますが、Midiデータでアップしているところもありました。検索ですぐに出てくるところでしたので、お暇と興味があればどぞ^^;
by snowman (2010-03-01 02:25) 

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