Portishead 「Third」：非常に嗜好の偏ったブログ：SSブログ

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Portishead 「Third」　[レビュー（Ｐ）] [編集]

前回に引き続いて暗い音楽ですな('A`)

Portishead「Third」

Track List

1. Silence
2. Hunter
3. Nylon Smile
4. The Rip
5. Plastic
6. We Carry On
7. Deep Water
8. Machine Gun
9. Small
10. Magic Doors
11. Threads

イギリスのトリップホップ大御所の一角、Portisheadの文字通り3rd。2008年作。

トリップホップってのは、一応ダンスミュージックの一種らしいですが、踊れる曲調ではありません。Portishead以外だとMassive AttackやTrickyなんかが有名です。詳しいことはよくわからないのでググってください（何

この作品ですが、90年代に二枚のアルバムを出していたPortisheadの復活作。

ダンスミュージックというと一般的にはサンプリング中心の曲作りをしていると思いますが、このバンドの場合はあくまで基本は生演奏。そのせいなのかどうかは知りませんが、一昔前のロボットのような独特のぎこちなさを感じます。この感じが、クセになります。

低音が強調された重苦しく退廃的な楽曲に、余命一ヶ月と宣言された一日後のような、上擦ったアンニュイなボーカルが乗り、疲労と苦痛と失望を訴えかけてきます。救済だとか開放だとかとは無縁。ひたすらに内に内にと閉じこもり、暗いところで厭世をぶつぶつと呟く。そんなイメージ。この緊張感はたまらないです。

音楽に暗さを求める方は必聴です。

Portishead「Silence」

ちなみに映像はボーカルのBeth。この人にはほんとにタバコがよく似合う。

Portishead「The Rip」

この曲は割合聴きやすいかな

Portishead「Machine Gun」

ほとんどノイズだけで構成された曲。そして鉄男…

Portishead「Threads」

昇天。