『あれ』との邂逅 （前篇）

これは、私が『あれ』と出会った時のいきさつを語る記事である。2月3日
親と一緒に「ガンツ」を観に行く。
少し遠い、あまり行かない映画館に行ったのだが、そこはよくある「シネコン付きのショッピングモール」で、映画を観る前に少しだけ買い物をする。
『あれ』と遭遇したのは、買い物が終わり映画に向かうときだった。どういう名前が付いてるのかよくわからないが、CD屋でもないところで、ワゴンの中に期間限定でCDやらDVD（多くは出所がよくわからない謎のベスト盤など）が入ってるところを通りかかったとき、私は、何者かの視線を感じた。
慌てて周囲を見渡すと、そこには『あれ』が置かれていた。
まるでそこにあるのが当然かのようにさりげなく、されど他を圧倒する存在感と威圧感を内包して存在する『あれ』。とっさに手に取りたい衝動にかられたが、近くに親がいる以上それもできない。私はその時は入手を諦め、そこを去ったのだった。

2月4日
昨日帰宅してからも、私の頭の中は『あれ』で一杯だった。そのショッピングモールはめったに行かない場所。次に行く機会を待っていては恐らく手に入れることはできない。そうすると次に『あれ』に出会えるのはいつの日か。
迷った末私は、大学の授業を自主休講し一人で行くことを決意した。今日の授業は出席を取らない。『あれ』には半日の授業を上回るほどの価値がある。

インターネットで地図を出し、初めて通る道を延々一時間半。
そこには、昨日と変わらぬたたずまいで、『あれ』があった。


…さて、今まで『あれ』と繰り返してきたが、そろそろ正体を明かそう。
『あれ』とは















''おにいちゃんCD''







というわけで、私の手元には「おにいちゃんCD」があります☆　なんでこうなったのかわかりませんがすごく死にたいです☆
いや、確かに以前から、「おにいちゃんCDが欲しい」とは言ってました。言ってましたが、本当に買うのかと。しかも店頭で。
レジを打った店員さんの引きつった表情は忘れられません☆
…あー死にたいＯＴＬ

でせっかく買った物なのでネタにします。なお、今現在まだ聴けてません。聴いたらもしかしたら廃人になるかもしれないのでその時はこの記事が遺書になるんだろうなと思います（何

まずはこんなCDの存在など全く知らなかったという健全な方々のために概要を説明します。
「おにいちゃんCD」とあるように、再生ボタンを押すと「おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃん…」とひたすら流れてくる魔のCDです。その数なんと1200！！このことは帯に素晴らしい文章で説明されてますので、転載。

おにいちゃんというセリフを1200回収録。1200のおにいちゃんが1200円で聞ける！1おにいちゃん1円！

どこから突っ込めばいいのかわかりません。
トラックリストとしては13曲あり、前の12トラックには声優の名前、13番目には「おにいちゃんミックス」という謎のタイトルがつけられてます。
一応トラックリスト
1. 白雪みるく
2. 葉月蜜柑
3. 若月riko
4. 桜川ひめこ
5. タモ（・ω・）／
6. 横尾恵
7. ありす
8. 来未ひろ
9. 清水花梨
10. 白珠苺
11. 渡邊梢
12. きこうでんみさ
13. おにいちゃんミックス
最後の「おにいちゃんミックス」だけは謎なのですが、1200回というのは12トラック目までで聴けます。
このCDのコンセプトは、「100のシチュエーションのおにいちゃんを12人の声優の声で聞ける」というもの。そのシチュエーションリストはこちら。
もはやつっこみどころしかないようなリストですが、12×100で1200の計算。頭がおかしいとしか思えません。


さて、このまま書き続けると手首を切りかねないのでここまでにしておきます。予定では明日聞き、聞き終わった後精神が生き残っていれば「後篇」としてその感想を書こうと思います。あーたのしみだ（棒読み

コメント 2

ついに入手されたんですね。

死んではいけません。
もしも死んだら、死因は「おにいちゃんCD」ということになりますから。
生き恥は挽回できますが、死に恥は挽回不可能ですので。
by Contrex (2011-02-06 12:48) 

＞Contrex様
ネタの神様はやさしくも残酷なのです（何

死因が「おにいちゃんCD」…もはや挽回する気力も起きませんね＾＾；
by snowman (2011-02-07 00:54)