Within Temptation 「Enter」 [レビュー(W)]

書きかけで放置してあった記事を発掘

Within Temptation「Enter」
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オランダの女性ボーカル入りゴシックメタル(この頃は)バンド、Within Temptationの1stアルバム。1997年作。

Track List
1. Restless
2. Enter
3. Pearls Of Light
4. Deep Within
5. Gatekeeper
6. Grace
7. Blooded
8. Candles
9. Restless (Classical Version)
(9. はボーナストラック)

今でこそ女性ボーカル入りゴシックメタルバンドが世界中に大量に存在し、まさに百花繚乱と言う感じになっていますがそんなシーンの火付け役の一つとして数えられるバンドです。もちろんこのバンド以前にも女性ボーカル入りゴシックメタルはありましたが(The 3rd And The Mortal、The Gatheringなど)、やはりWithin Temptationと、Nightwishの登場がブレイクの一つの契機となったのでしょう。

個人的には、最近メジャーになっている女性ボーカル入りのゴシックメタルは、やたらキラキラしていたりして正直ウーンという感じなのですが、初期のWithin Temptationみたいな音は非常に好物です。


アルバムを聴き始めると、初っ端から一曲目Restlessの美しいピアノの旋律に耳を奪われます。ボーカルのシャロン嬢も、この頃は何というか初心さが残っている感じで、個人的にはかなりいい感じ(何
このあとには荘厳な曲が続いていくのですが、それらの曲を牽引するのはやはり彼女の天使の歌声です。


Within Temptationは2nd「Mother Earth」で有名になり、評価もこの1stは2nd以降に比べて見劣りするようです。個人的にはこの1stは、2nd以降と様々な面で違うと感じています。
例えば、1stには独特の凍てつくような「冷たさ」が感じられますが、2nd以降はむしろ「温かさ」を感じます。
また、1stには男性のデス声が結構な頻度で入っているのも特徴的です。まぁゴシックメタルだと考えれば当たり前なのですが、このへんも最近のものにはあまりないところです。

楽器隊で言うと、個人的にこのアルバムで肝になっているのはキーボードとドラムだと思ってます。キーボードはまぁ言わずもがなですが、このアルバムのドラムの雰囲気がすごく好きなんです。このドラマーは2nd収録前に脱退してしまったようで、非常に残念です。


Within Temptation 「Restless」

以前どこかでこの曲のクラシカルバージョンを貼りましたね

Within Temptation 「Pearls Of Light」


Within Temptation 「Candles」

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老年蛇銘多親父

Within Temptation
このファーストは聴いていないのですけど、2nd以降は何枚か聴いて、最初はいいなと思ったのですが、そのうちどの曲も曲調が同じようで、すぐ飽きてしまった。

それと比べると、このファースト初々しい新鮮さもあり、また曲も変化に富んでいるようで妙に惹かれますね。
by 老年蛇銘多親父 (2011-08-28 21:09) 

snowman

>老年蛇銘多親父様
2nd以降はパターンを確立してしまったゆえに似た感じの曲が並ぶことになったのかなと思います。その点このアルバムは明らかに模索している感があふれてて逆に面白いです^^

個人的に2nd以降の音楽性は余りにもフォロワーが多く、少し食傷気味です^^;
by snowman (2011-08-28 22:04) 

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