2009のベスト的な何か [ベスト]

すでに2010年も二週間が経過し、いまさら感もピークに達したこの時期に、敢えて投下してみます。というわけで、待って下さってた方々にはお待たせしました。2009年のベストアルバム選出記事でございます。なお、当然のことながらこのランキングは「snowmanによる独断と偏見と誤解に満ち溢れた、圧倒的に自己中心的なランキング」になっておりますのでご了承を。

まず、対象となるアルバムですが、「2009年の大晦日までに購入した、2009年発売のアルバム」に限定します。詳しいリストが見たい方はこちらの記事をどうぞ。

リストを見るとわかるように、そもそも対象となるアルバムからして圧倒的に偏っております。

次にランキングですが、五位から順番に書いてきます。それぞれに軽くコメントっぽいものと一曲ずつYoutubeを貼っていきます。
あと、今回は意図的にジャンルがかぶらないようにしました。ジャンルは深く考えだすときりが無いので、一般的に言われてるもので考えてます。

あ、あと、重要なことを。
''順位の付け方がおかしいとか、コメントがずれてるとか、気に入ってるアルバムがランキングに入ってないとか、逆に気に食わないアルバムが上位に入ってるとか、むしろお前何様のつもりだとか、そういう苦情は全てスルーします☆''
ま、所詮はそこら辺にいるゆきだるまの戯言。人間様は適当に読み流してちょうだい。

それでは長くなりましたが本題に入ります。暇つぶしにでもなれば幸いです。


第五位


Derek Sherinian「Molecular Heinosity」

Dream Theaterの二代目キーボーディスト、Derek Sherinianのソロ作です。
いきなり妙なところを突いてますが、これはすごいですよ。冗談抜きで開いた口がふさがりませんでした^^; 今年のテクニカル部門第一位
ラスト曲を除き全編インストなのですが、もうとんでもない超絶テクニカルプログレメタル。とくにフュージョンからの影響が濃そうな曲になると、プレイヤー全員めちゃくちゃに大暴れ。ドラマーまで遊ばれると本当にわけがわからなくなります^^;
Derek Sherinian「Antarctica」

これ聴くと、Derekってもともとフュージョン系の人なのかなというどうでもいい推測が出てきます。
もちろんアルバム中にはメタル的な比較的聴きやすいものもありますので、その点はご安心を^^;

第四位


Liv Moon「Double Moon」

Akane Liv率いるシンフォメタルバンドのデビュー作。
ルックス部門第一位(ちょっと待て!!)
…冗談はおくとして(あながち冗談でもないのですが)、中身も期待以上でした^^
Akane Livのボーカルはシングルで聴くよりもはるかに幅があり、圧倒的な歌唱力で聴かせてくれます。曲のほうも単なるメタルにとどまらず、いろいろな曲が聴けます。
欲を言うなら頭二曲の方向性はあまり合ってないような気がしますが…^^;「A Wish」とか「オトナキサケビ」みたいな感じの曲がばっちりはまってる気がするので、次作はこういう方向性を期待したいです^^
Liv Moon「オトナキサケビ」

曲調、声、世界観、全てにおいてsnowmanの好みにクリティカルヒット。
色々なタイプの曲がそろっているので、人によって好きな曲がかなり違ってくると思われます。「鮮やかに…」なんかはJ-POPリスナーにも受け入れられそう。

第三位


Amorphis「Skyforger」

フィンランド産「メロデスのはずだけどもうデス成分ほとんどないよね」バンドの2009年作。
ジャケットでの選考ならば文句なしのランキング一位です。美しすぎる…。
もちろん中身も最高です。野太いボーカルと、民族風味も強い哀愁溢れてこぼれそうなメロディーライン。前二作とほとんど同じ路線であり、特別凝ったこともしてないはずなのに、飽きる気配がありません。
切々と歌い上げられる抒情詩カレワラの世界観。聴いてると涙が出てきそうになります。
Amorphis「Skyforger」

一曲を決めるなど不可能に近いのでタイトルトラックを貼っときます。
ボーナストラック含め全十二曲。溢れだす哀愁にひたすら溺れることができます。
こうなると元ネタになっている「カレワラ」が気になりますねぇ…

第二位


Megadeth「Endgame」

スラッシュ四天王の一角、Megadethの2009年作。
激烈度では今年一位です。
もうね、ぶち切れまくってます、大佐^^ いったい何が起こったんだ。そんなにクリスが気に入ったか。
曲も歌詞もリフもソロも、すべてが最高の切れ味。大佐もいい年だろうにすさまじいテンション。別に自分、昔のMegadethをそれほど知ってるわけではないので「原点回帰」しているかといわれると「わからない」と答えるしかないのですが、そんなのどうでもいい。かっこよければ何でもいいのです。
Megadeth「This Day We Fight!」

一曲目の白熱ギターバトルからシームレスでつながるナンバー。いい具合にブチ切れてます^^ 他にも面白い曲が多いです。「The Hardest Part Of Letting Go...Sealed With Kiss」なんて、ラブソングですよ。大佐のあの声で^^;なかなか渋い曲に仕上がってますので興味ある方は是非お聴きください。

第一位


Katatonia「Night Is The New Day」

スウェーデンの暗鬱メタル。
暗鬱度、当然のごとく一位。
ずっと以前から期待してたのですが、これほどまでとは思いませんでした^^ ひたすらに暗く美しい。こんなニコニコ顔^^を書くのがはばかられるくらい。でも書いちゃう^^ きっと彼らは、決して太陽を見ることのできない冬の世界で、白夜を代わりに眺めながら曲を書いてるのでしょう。そういえば誰かが、「この国でできることは三つしかない。テレビを見ることと、自殺することと、ミュージシャンになることだ」とか言ってたなぁ…。あれ?それはフィンランドだったか…?
このバンド、ドラムがすごくいい仕事してるんです。細やかなドラミングでいろいろなアレンジをしていて、曲にさまざまな表情をもたらしてます。そしてボーカルは吸い込まれそうな声。そのまま奈落へ逝ってしまいそう。
Katatonia「Idle Blood」

暗鬱が暗鬱を通り越し、癒しの領域まで行ってしまったナンバー。俗世の未練に汚れきった心が洗われていきます。もう思い残すことはありません。



…ってな感じで、一応順位をつけてみましたが、実際のところ、選外も含めて差と言うほどの差はなく、決定に当たっては「その時の気分」がかなり大きなウエイトを占めてます。

それではこのへんで。今年もいい作品にたくさん出会えることを祈りつつ。
nice!(0)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 6

ジンジャー@欧州支部長

待ってましたぁ[嬉しい顔]

やっぱカタトニアですか!ますますもって欲しくなってきました!

何気にメガデスも買いそびれてるなぁ…[嬉しい顔]
by ジンジャー@欧州支部長 (2010-01-16 14:21) 

snowman

>ジンジャー様
お待たせしました^^
Katatoniaは大プッシュさせていただきます^^ 初期はかなりアンダーグラウンド臭漂う音楽をやってたらしいですが、現在のような洗練された形なら、もっと広まってくれてもいいと思います。

Megadethもムステイン大佐がかなり気合を入れてやってくれたようで、絶対期待を裏切らない出来になってますよ^^
by snowman (2010-01-16 16:54) 

ギターも弾けるバサー

もう5位は、メチャメチャスゴイね。
メタルの音でフュージョンしてみた、って感じ。
なんとかチェックしたいです。
4位は、レンタルの順番待ち中です。
早くこないかな。
んで、最近気になりだしたのが、メガデス。
by ギターも弾けるバサー (2010-01-16 18:07) 

Contrex

文章を興味深く拝読しつつ、軽妙洒脱な内容に爆笑させていただきました。
所有しているのは5枚中1枚ですが、他のアルバムにも食指が動きましたぴくぴく。
特にデレク・シェリニアンは「へえ、こんなことやってたんだ」と軽い衝撃を覚えました。
by Contrex (2010-01-16 19:10) 

snowman

>バサー様
五位は崩壊寸前のスリルがたまりません^^ 本人たちはきっとわかってやってるんでしょうが、聴いてる方は気が気じゃないです。日本版が「AVALON」から出ていますので比較的見つけやすいんじゃないかなと思います。

Megadethは個人的にはMetallicaより好きだったりします。曲の捻くれ具合が好みです^^ ムス大佐のだみ声ボーカルも癖になりますね
by snowman (2010-01-17 00:22) 

snowman

>Contrex様
爆笑して頂けたとは有り難いです^^ この世に産み落とされたゆきだるまの仕事は、その間抜けな表情で皆さまの笑顔を誘うことなのです。
ここにあげた作品はどれも自信を持ってお勧めできますのでどぞどぞ^^

DerekさんはDream Theater脱退後は本当に精力的に活動しているようです。ソロ作をかなりのペースでリリースしているほか、「Planet X」というバンドも率いているらしいです。正直Dream Theaterでのデレクのキーボードはあまり好きでなかったのですが、評価を改めました^^
by snowman (2010-01-17 00:35) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ぼーやぼやfromドイツの変態軍団 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。