Porcupine Tree 「Deadwing」 [レビュー(P)]

今年最初のレビュー記事ですよ
ところで、えーと、そろそろタイトルのネタが尽きてきたのですが、どうすればいいでしょうOTL
こんなことなら「無駄に凝ったタイトル」なんてつけるんじゃなかったOTLPorcupine Tree「Deadwing」

Porcupine Treeの何枚目かよくわからない(ぉぃ)アルバム。2005年作。
ライブアルバムとか入れると13枚目らしいですが、スタジオフルレンスで数えようとするとよくわかりません(8から11のどれからしいです。非常に曖昧です)

Track List
1. Deadwing
2. Shallow
3. Lazarus
4. Halo
5. Arriving Somewhere But Not Here
6. Mellotron Scratch
7. Open Car
8. Start of Something Beautiful
9. Glass Arm Shattering
10. She's Moved On*
10はボーナストラック
さらに日本版の初回生産を買うとボーナスディスクが付いてきます^^

イギリス屈指の音楽オタク、Steven Wilson率いるバンド、Porcupine Tree。ジャンルとしては一応プログレッシブロックということになるのでしょう。ですが、難解さは全くなく非常に聴きやすいです。
このSteven Wilsonって人、ただの音楽オタクではありません。自身が結成したバンド、プロジェクトは数知れず、さらにはあらゆるジャンルのバンドのプロデューサーまでやってしまうというとにかく精力的に音楽をやっている人。ちなみに以前紹介したOpethのプロデュースを手掛けたこともあります(MikaelがPorcupine Treeの大ファンらしいです)。

そしてそんなSteven Wilsonの才覚を反映してか、Porcupine Treeのサウンドにはあらゆる要素が取り込まれています。よく言われるのが「Pink FloydとDream Theaterの中間」とか、「メタルのエッセンスを取り入れたRadiohead」とかいう例え。それぞれのバンドを知る人ならなんとなくイメージがわくでしょうか。

この作品、全体としては一つのコンセプトアルバムになってるようです。ライナーノート曰く「無意識の過去の記憶により精神的に深い傷を負った男の、苦悩の根源についての物語」。…正直へぇ~という感じなのですが(待て)、確かに雰囲気としてはそういう雰囲気。なぜか対訳が付いてないので検証してませんが、まぁ特に問題はないでしょう。

で、曲のほうですが、一曲目「Deadwing」からつかみはばっちり^^ アルバム中でもメタル色の強い大曲でプログレメタルっぽいですが、某夢劇場のようにテクニックゴリ押しではなく終始仄暗さを湛えたある種幻想的ともいえる曲。

三曲目、名バラード「Lazarus」。全ての音楽ファン必聴です(またか)。
とにかく美しい。それ以上の言葉は出ませんし必要ありません。

そして個人的に一番好きなのが五曲目「Arriving Somewhere But Not Here」。もう自分としてはタイトルからやられてるわけですが(苦笑)。イメージとしては夕方に何もない道を車でひたすら走っている感じ。もしくはネオンの多い夜の道をひたすら走ってる感じ。もちろん運転する青年が口ずさむセリフは『Arriving Somewhere... But Not Here...』。…いいじゃないですか!! もし盗んだバイクで走りだすようなことがあれば、その曲ではなくこの曲を流していることでしょう(意味不明)
…もはや曲の紹介じゃないね^^;

他にも色々なタイプの曲がそろっています。バラエティー豊かですが不思議と統一感があります。空気感とでもいうのでしょうか。

以下いつも通りYoutubeコーナーですが、今回いつも使ってるような「CDの曲をそのまま上げたもの」がほとんど消されてましたOTL なのでお聞き苦しいところもありますが想像でカバーしてください。


Porcupine Tree「Deadwing (Guitar cover)」

CDと一緒にギターパートを弾いてます。当然のごとくギターパートがやたら大きく聴こえますがご了承を。
ソロパートで別のソロをCDと一緒に弾くのは勘弁してほしいと思わないでもありませんOTL 混ざっちゃってるよ…OTL

Porcupine Tree「Lazarus」

これのみCD音源。安心してお聞きください^^;
もはや言葉も出ません。

Porcupine Tree「Arriving Somewhere But Not Here (Guitar cover)」

ギターカバー、最初と最後がカットされてます。一部ギターの音にCD音源が完全にかき消されてますが想像で巧みにカバーしましょう^^;


それでは、新年早々あまり明るいとは言えない作品ですが、きっとこの一念こんな感じなのでご勘弁をOTL


おまけ
え、こんなホラーな世界観だったの…?^^;
Deadwing Trailer

なんかやたら怖いんですけど^^;て言うか使ってる音アルバムに収録されてない音だし。
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コメント 4

snowman

>Contrex様
ハートありがとうございます^^
by snowman (2010-01-02 09:33) 

snowman

>ジンジャー様
ハートありがとうございます^^
by snowman (2010-01-02 23:45) 

ギターも弾けるバサー

3曲を聴く限り、メタルのイメージはそれ程強くない感じ。
ちょっとハードなポップミュージック。
Pink Floydとは違う。
Radioheadはイマイチ知らない。
夢劇場とも違う。
GHBは、好き。
1曲目なんか、カッコいいし。
バラードは、シングルチャートに入っても、全然おかしくない。
最後のTrailerは、イメージが全然違うと思った。
by ギターも弾けるバサー (2010-01-06 18:55) 

snowman

>バサー様
このバンドはもともとメタル色がまったくない音楽をやってたらしいですが、Opethのプロデュースをやってからメタルっぽい音も取り入れるようになったらしいです。ちなみに最新作はもうちょっとメタルっぽいかな。
とにかく色々な音楽が混ざってるような感じなのですが、全く普通に聴けてしまうのがすごいです。音楽オタクは強い^^

一曲目とかはCD音源でお聴かせできなかったのが残念です。CDで聴くと凄く細かいところまで音作りがなされてます。

トレイラーは…なんなんでしょ^^;
このバンドって、音楽は申し分ないのに、こういうところで何やりたいかわからないんです。最新作もケース開いたらいきなり血まみれ女性が出てくるしOTL
by snowman (2010-01-06 21:45) 

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