Staind 「Break The Cycle」

現在まで変化を重ねているStaindですが、このアルバムが最大のターニングポイントなのだと思います。STAIND「Break The Cycle」

1stがヘビーロックとして優れたアルバムであることは間違いありませんが、「暗いだけ、重いだけ」感があるのもまた事実でしょう。ですがこのアルバムで、彼らは強い武器を手にしました。それが『歌』。渋くて深いアーロンのボーカルを軸にし、1stの頃からあらわれていた「美しいメロディ」をさらに追求した楽器隊。結果として、音はかなり変わりましたが、強い哀愁、寂寥という独特の雰囲気はそのまま。むしろ強くなっています。
1. Open Your Eyes
攻撃的なギターでガンガン攻めまくる。この曲からすでに、前作との違いが明白。とにかくアーロンの存在感が半端ない。ところで、アーロンのリズムの取り方ってなんか独特だよね。この曲聴くといつもそう思う。
2. Pressure
これも攻撃的なナンバー。この曲ではベースがすごくいい味出してる。基本裏方のはずなのに、ここではアーロンに並んで存在感が強い。
3. Fade
PVがかっこよすぎる。アーロン渋すぎ。歌に酔いしれてほしいです。
4. It Been Awile
STAINDブームの火付け役となったナンバー。切なくも美しいメロディーラインが特徴的。この音は1stからは想像できないよ。
5. Change
攻撃的なパートとメロディックなパートとの対比が面白い。このアルバムで初めてのデスボイス登場。
6. Can't Believe
デスボイス大活躍。ドコドコ疾走。歌が入ってない部分のドラム聴いてると、なんだかリズム感が狂ってくるんだけど、これは確信犯なのか否か。
7. Epiphany
このアルバムで最も好きな曲。ギター、ベース、ドラムの三者が美しく絡み合い、アーロンが切なく歌い上げる。この雰囲気を何と表現したらいいのだろう。夜の海に、深く深く潜っていくような、そんな感じ。
8. Suffer
一転して激しいナンバー。一番1stに近い曲かな？
9. Safe Place
落ち着いたナンバー。ちゃんと交互に出してくるね。この曲のドラムが好きなんだけど、誰もわかってくれない。
10. For You
かなり乗りやすい曲。PVはちょっと笑ったｗ
11. Outside
絶対アコギ使ってるよね、これ。独特のノイズが心地よい。名曲です。
12. Waste
閉塞感の強いナンバー。ただし1stよりは抑えられていて、その分メロディーが強調されています。
13. Take It
攻撃的でキメまくりの曲。ベースとドラムがかっこいい。
14. Outside(Acoustic)
ボーナストラック。美しいメロディーとアーロンの渋い歌声が堪能できます。

というわけでEpiphanyのライブ音源を。これはアコースティックですね。

ドラムはブラシを使ってやさしいビートを出しています。そしてアーロンの歌は最高にかっこいい！！


おまけ：こんなのもありました＾＾；アーロンの弾き語り。その隣で一緒に歌うのは…？



EvanescenceのAmy嬢！まさに美女と野ｊ（待て
ちょっとビデオの近くで騒ぎすぎなのが残念ですね。でも二人ともすごくリラックスして歌っていて、いい感じです。
…なんかこのブログで貼る動画にAmy嬢が登場する率が高いですね＾＾；

後半ちょっと失速感があるけど、前半はとにかく名曲揃い。静と動の美しい対比をお楽しみください。ちなみに3rdはもうちょい軽くなるので、重いのに抵抗ある方はそちらから入ってみるのもいいかも。

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