Linkin Park 「Hybrid Theory」

ＣＤをプレーヤーに入れ、再生ボタンを押し、流れ始める心地よいドラムの音。
今にして思えば、あの音こそまさに、「新時代のロック」の鼓動だったのだろう。LINKIN PARK「Hybrid Theory」

冒頭では、いかにも「発売当時に聴きましたよー」的な、なんだかやたらかっこつけたこと書いてますが、このアルバムを聴いたのはつい最近、しかもLINKINのアルバムの中では一番最後だったりする（おい）。
まあそんなことはともかく、このアルバムは非常に不思議なアルバムです。やたらと重い音を鳴らすかと思えば聴かせるところはちゃんと聴かせる。サンプリングやノイズも大活躍。ラップあり、シャウトあり、クリーンボイスありのなんでもあり状態。そして一番すごいのは、こうやって言葉にするとぐちゃぐちゃになるほどの要素を詰め込んでるにもかかわらず、一つの曲として、一つのアルバムとして、これまでにないほど聞きやすくまとめられていることです。
1. Papercut
一曲目からいきなり魅せてくれます。マイクのラップとサンプリングの見事なハーモニー、そしてチェスターの迫力シャウト。この曲ライブだと、マイクのラップの部分でチェスターがデスボイスのコーラスを入れてくるんですけど、そのかっこよさは異常です。
2. One Step Closer
非常に人気の高い名曲。初期のライブではトリ、最近のライブでは一番最初、で定番になっています。とにかくチェスターが叫ぶ！特にブリッジ部分は圧巻。
3. With You
ギターやベースの重い音とピコピコした電子音との掛け合いが面白い。
4. Points Of Authority
なんだか奇妙な浮遊感を感じるのは自分だけ？最後のサンプリングで構成された部分は聴いてるとなんだか笑えてきます（←？）。
5. Crawling
最初はこの曲の良さが分かりませんでしたＯＴＬある時ふと、いい曲だと思えるようになり、それからはこのアルバムの中で一番のお気に入りです。印象的なメロディーとチェスターのクリーンボイスが心に残ります。
6. Runaway
メロディーもいいが、この曲のブリッジは強烈。ガンガンとテンションを高めてくれます。
7. By Myself
全体を通してフラストレーション渦巻く、とにかく攻撃的なナンバー。ブリッジのマイクの語りがかっこいい。そしてチェスターが叫びまくります。
8. In The End
名曲中の名曲。とにかく一番に耳に残るのは、印象的なピアノフレーズ。ハッキリ言いますと、あんなもの誰でも弾けます。ピアノ触ったことない人でも、一時間練習すれば、ライブでプレイできます。それほどまでに簡単なフレーズなのに、凄まじい力強さ。フレーズづくりのお手本とすべき名フレーズです。バースではマイクのラップとチェスターのボーカルが絡み合い、コーラスではチェスターが美しく歌い上げ、そしてフェードアウト。感動的です。
9. A Place For My Head
こちらもマイクとチェスターの絡み合いが秀逸なナンバー。ただしこちらは非常に攻撃的。とにかくラストに圧倒されてください。
10. Forgotten
とにかくノリノリ。何も考えずにひたすらノレます。
11. Cure For The Itch
…かゆみ止め？ｗｗハーン大活躍のインストナンバー。三番目の喋りの後は、純粋にかっこいいです。
12. Pushing Me Away
アルバムに収録されているバージョンよりも、ライブでやるピアノバージョンが好き。ピアノバージョンはほんとに名曲。泣けます。

というわけで動画はPushing Me Awayのピアノヴァージョン。ひたすらに美しいです。


4thアルバムはこういう方向性でもいいかも…って言ったら、ファンの方は怒るかな（汗）でもほんとにいいアレンジです。


おまけ：アニメに出てくるsadな女の子ばかり集めたスライドショーにPushing Me Awayのピアノヴァージョンをのっけたもの。癒されます（待て
18禁描写はないですが、一部血描写と首つり（←！？）があるので苦手な方は注意。



スライド二枚ほど、明らかに間違った絵が入ってるのは気のせいです（待て
いや、確かにアニメに出てくるsadな女の子だけど…ちょっとまずいでしょ（汗）ちなみにどれかわからない方。一つは首つｒ（略）で、もう一つは最初の方です。フェンスに寄りかかってる女の子…よく見ると…（汗
ここで使われてるライブでは、チェスターちょっと走り気味ですね。それが残念。

いきなりとんでもない爆弾を落としたLINKIN PARK。彼らは2nd「Meteora」でさらに洗練された姿を見せつけます。

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